『KATTENA!』の校閲を笹さんが担当されるとのこと。
頭が下がるなあ。頼もしいし。
文字校正は本当に大変だよね。
初校、再校、三校、さらに念校までやるけど、それでも
見つかることもあるもの。
対談記事やインタビュー記事を書くときは、
登場人物の名刺をパソコンの横に立てて、氏名を絶対に
間違わないようにと思って書くのだけど、
「山﨑」を「山崎」と書いたまま、山﨑さんに原稿を
送ってしまい、ご本人からの指摘で冷や汗をかいたこと
があった。
それでしっかり修正したはずなのに、ゲラになったら、
今度は、原稿と何十ページも離れた「もくじ」のほうの
表記が「崎」の字のままだったことに気が付いたり…。
活字は、ブログのようにパッと書き換えれば済むという
わけじゃないから、長期間に渡って神経を使い続けて、
作り手はとっても大変だ。
でも、何人もの手が入った仕事には、ネットではできない
表現がにおい立っているから好きになるし、愛着もわく。
新聞でもたまーーーに誤字脱字あるもんなあ…。
でも新聞の誤字は「お、珍しいもの発見した! ラッキー!」
という気分になるから不思議だな。
新聞はやはり毎日発行する「活字界のプロ中のプロ」という
イメージが私の中にあるからだろう。
以前、コンビニで配布している無料のエンタメ情報誌で
なにかの映画のあらすじ紹介を読んでいたら、
「A子は父を振り切って飛び出してゆき」が
「A子は乳を振り切って飛び出してゆき」になっていた
ことがあった。
もうなんの映画だったかまったく思い出せない。