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泉美木蘭
2019.9.11 14:03日々の出来事

文字校正は大変だよね

『KATTENA!』の校閲を笹さんが担当されるとのこと。
頭が下がるなあ。頼もしいし。

文字校正は本当に大変だよね。
初校、再校、三校、さらに念校までやるけど、それでも
見つかることもあるもの。
対談記事やインタビュー記事を書くときは、
登場人物の名刺をパソコンの横に立てて、氏名を絶対に
間違わないようにと思って書くのだけど、
「山﨑」を「山崎」と書いたまま、山﨑さんに原稿を
送ってしまい、ご本人からの指摘で冷や汗をかいたこと
があった。
それでしっかり修正したはずなのに、ゲラになったら、
今度は、原稿と何十ページも離れた「もくじ」のほうの
表記が「崎」の字のままだったことに気が付いたり…。

活字は、ブログのようにパッと書き換えれば済むという
わけじゃないから、長期間に渡って神経を使い続けて、
作り手はとっても大変だ。
でも、何人もの手が入った仕事には、ネットではできない
表現がにおい立っているから好きになるし、愛着もわく。

新聞でもたまーーーに誤字脱字あるもんなあ…。
でも新聞の誤字は「お、珍しいもの発見した! ラッキー!」
という気分になるから不思議だな。
新聞はやはり毎日発行する「活字界のプロ中のプロ」という
イメージが私の中にあるからだろう。

以前、コンビニで配布している無料のエンタメ情報誌で
なにかの映画のあらすじ紹介を読んでいたら、
「A子は父を振り切って飛び出してゆき」が
「A子は乳を振り切って飛び出してゆき」になっていた
ことがあった。
もうなんの映画だったかまったく思い出せない。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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